ワインのつまみに、料理にとおいしいチーズですが、健康を気遣うなら気になるのがその塩分量ですよね。
そこで、さまざまなチーズの種類ごとに成分のひとつ、塩分の量を比較してみました。
チーズの塩分量
比較しやすいようにチーズ100グラムあたりに含まれる食塩相当量で塩分を比較します。ちなみに、原料といえる一般的な普通の牛乳100グラムに含まれる、食塩相当量は0.1グラムです。
まずは硬質タイプを除いて列挙すると、白カビタイプのカマンベールの食塩相当量は2.0グラムです。青カビタイプのブルーの食塩相当量は3.8グラムです。軟質タイプのクリームの食塩相当量は0.7グラムです。プロセスタイプのチーズの食塩相当量は2.8グラムです。フレッシュタイプのカッテージの食塩相当量は1.0グラムです。
次に硬質タイプを列挙します。エメンタールの食塩相当量は1.3グラム、グリュイエールの食塩相当量は0.9グラム、コンテの食塩相当量は0.8グラム、チェダーの食塩相当量は2.0グラム、ゴーダの食塩相当量は2.0グラム、エダムの食塩相当量は2.0グラム、とそれぞれなっています。硬質タイプの中でも特に硬質である、超硬質タイプであるパルメザンの食塩相当量は3.8グラム、パルミジャーノ・レジャーノの食塩相当量は2.1グラム、とそれぞれなっています。
こうして列挙してみるとクリームやカッテージ、グリュイエールやコンテが塩分控えめで、ブルーやプロセス、パルメザンやパルミジャーノ・レジャーノが塩分多めです。
チーズの塩分量の健康への影響は?
このようにチーズによって塩分量は数倍違うことがわかりましたが、その塩分量は気にしないといけないのでしょうか?
参考までに、塩分を気にしなければならない食品の代表の醤油と比べてみましょう。
醤油はなんと、大さじ1杯で食塩15g相当と言われています。つまりここで挙げたチーズとは比較にならないくらい多いということです。
醤油を使った料理を日常的に食べる日本人にとって、チーズは先ほどの紹介で全て「100gあたり」であるため、普通はそんなに大量のチーズを食べることはないことを考えても、チーズの塩分量はほとんど気にする必要がないと言えるでしょう。
一方チーズはミルクから水分を取り除き固め、発酵させたものなので1個分でめざし11匹分といわれるほどカルシウムを多く含み、良質なたんぱく質と結合して含まれているので吸収されやすく、カルシウム不足と言われる日本人に最適な食品です。
過剰に食べ過ぎなければ健康にいい要素をたくさんもった食品なので、塩分を気にし過ぎないで楽しんでチーズを食べてください。
チーズについて詳しく知るには
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