穴あきチーズと聞いて想像するのはなんですか?おそらく毎回ネズミが猫をこっぴどい目に合わせるあのアニメを想像する方が多いのではないでしょうか?ネズミの主人公の体より大きくてあちこちに穴が空いていましたよね。あの穴あきチーズはスイスのエメンタールというチーズなのです。アニメに出てくるくらいですからやはり有名であり「チーズの王様」と呼ばれることもあります。
今回はエメンタールチーズの食べ方や特徴を解説していきましょう。
穴あきチーズ(エメンタールチーズ)の特徴と歴史
さて、例のネズミと猫の大騒動のアニメにたびたび登場する穴あきチーズこと「エメンタールチーズ」ですが、最初の登場は1940年代です。1940年代と言えば第2次世界大戦中ですね。では、エメンタールチーズ自体はいつごろ作られ始めたかと言いますと15世紀半ばごろと言われています。15世紀半ばといえば日本では戦国時代の始まる原因となった応仁の乱がそのころ起こっています。ヨーロッパではスペイン・ポルトガルを中心に大航海時代と言われる時代ですね。残念ながら南蛮貿易でエメンタールチーズが日本に来たという記録はありませんが、エメンタールチーズが前述のように遠い歴史の時代から現在まで550年以上の長い歴史を持つチーズだということは分かっていただけたかと思います。
原産地のスイスのエメンタール地方は酪農が盛んな地域で、現在でもエメンタールチーズの産地となっています。このチーズの穴ですが、子供の時はなんとなくネズミがかじった後のように思ってしまった方もいるかと思います。しかしあの穴は原料のミルクからチーズに熟成される間にガスが生成されて膨らんだ空間がそのまま固まったものなんだそうです。
現在ではエメンタールチーズの名を冠した模造品が出回っていますが、もちろんスイスからも本物のエメンタールチーズが日本に輸入されています。本物を食べてみたい方は本物と模造品を消費者が識別できるようにスイス産のチーズには厳格な基準が制度として設けられていますので安心して下さい。
エメンタールチーズの食べ方
エメンタールチーズは、マイルドでクセのない味とほのかな甘みが特徴のチーズです。
そのまま食べてもいいのですが、これだけでおつまみなどにするには少し味の特徴が足りないと感じるかと思います。
おすすめの食べ方は、パンやサンドイッチに挟んで具のひとつにすることです。
食感の硬さも味のマイルドさも、ちょうどパンなどと一緒に他に挟んだ食材の味を引き立てるのにぴったりです。
その他、チーズフォンデュなどに使うなどチーズをメインにした料理にも活用しやすいチーズです。
ぜひいろいろな料理に活用して、穴あきチーズのおいしさを味わってみてください。
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